2021-01-01から1年間の記事一覧

ロボットの歴史

ロボットとは「ロボット」の語源は、1920年、劇作家カレル・チャペックがチェコ語の強制労働「ロボータ」と、スロバキア語の労働者「ロボトニーク」を合わせてつくったことばです。1950年、科学者でもありSF作家でもあったアイザック・アシモフがSF小説「わ…

溶接ロボットの特徴と対応できる溶接方法について

メリットで前述した通り、高品質を安定させることができます。 また、溶接ロボットは、プログラム通りのムダのない動作をひたすら行うため、作業スピードが非常に速いといえます。 更には、ロボットのアームが届く範囲であれば、人間の手作業では不可能なポ…

垂直多関節ロボットの構成

産業ロボット全体にいえることですが、垂直多関節ロボットは、以下のような装置とシステムで構成されます。 (1)マニピュレータ多関節をサーボモーターで駆動するロボット本体です。リンクにダイレクトにモーターが取り付けられているため、シリアルリンク…

直交ロボットのメリット

直交ロボットのメリットは以下の3つです。 ブレが少なく作業が高精度でできる低価格で導入できる他ロボットと組み合わせることが可能それぞれ見ていきましょう。 ①ブレが少なく作業が高精度でできるメリット一つ目は、ブレが少なく作業が高精度なことです。 …

金属3Dプリンターで造形するメリット

金属3Dプリンターのメリットは以下のとおりです。 複雑な形状も造形可金属3Dプリンターは、さまざまな形状のものを製造できます。鋳造・鍛造・切削といったこれまでの製法では製作ができない、あるいは非常に難しい複雑な形状も造形可能です。DfAM(=Design…

ロボット導入によって自動化が期待できる産業分野

ロボット自動化が期待できる業界は多々ありますが、以下のような業界では既に多くのメリットを感じてロボット自動化が進められています。 自動車産業電子産業食品産業医療分野しかし、冒頭で述べたように、まだまだ日本の生産ラインではロボットの活躍が少な…

3Dプリンターの造形方式を理解する!

家庭用3Dプリンターには「熱溶解積層方式」と「光造形方式」の2種類の造形方式が採用されている。家庭用3Dプリンターの使い方は造形方式によっても異なるため、まずは造形方式についてしっかりと理解したいところだ。 熱溶解積層方式の仕組み熱溶解積層方式…

これまでの産業ロボットと協働ロボットの違い

安全柵なしで人と協働するのが協働ロボットです。これまでの産業ロボットは、自動車や機械製造など、比較的大きな製造ラインで柵で囲い、安全を確保するため人の作業と分離した状況で固定的に使われてきました。そのため繰り返しの単純作業には向いていても…

サーボモーターとステッピングモーターの違い

多くの人が、サーボモーターとステッピングモーターには大きな違いがあると誤解しています。 ここでは、概念を払拭し、より現実的なビューを提供しようとします。 1.トルクステッピングモーターは、同等のサイズのサーボモーターフレームとほぼ同じトルクを…

コンデンサモータとは

コンデンサモータは、「コンデンサ誘導モータ」「永久分割コンデンサモータ」とも呼ばれるACモータの一種です。 ACモータを利用電源で分類すると、三相交流※1を使う三相誘導モータと、単相交流※2を使う単相誘導モータに分かれます。単相誘導モータにはいくか…

3Dプリンターの特徴とは?そのメリット・デメリットは

現在の3Dプリンターはどのような特徴があるのであろうか。第一に、3Dプリンターで製造した場合、積層精度や物体の形状によって異なるが、大体1cm程度を積層するのに最低1時間はかかる。 そのためある程度のヴォリュームのある試作モデルなどを製造するのにも…

BLDCモータとは?

電気(電圧・電流)を与えると、機械的な動きで応えるのがモータです。いろいろな種類のモータがありますが、「BLDCモータ」は効率が高く制御性が良いので、さまざまな用途に広く利用され、低消費電力化も期待できます。 モータは力を得るデバイスの一種電気…

産業ロボットと協働ロボットの違い

これまでの産業用ロボットは、量産の製造ライン等で柵で囲い、人の作業と分離した状況で固定的に使用するように法律で定められています。しかし法規制の緩和により、柵なしでの人とロボットの協働作業が可能となり、産業用ロボットの分野の中に、人との協働…

3Dプリンターに対応する代表的なファイル形式

3Dプリンターで何かを出力する時にはモデリングのデータが必要になるのですが、そのデータで造形をするには、ファイル形式を変換する必要があるのです。 ここでは、3Dプリンティング時に使用される代表的なファイル形式についてご説明いたします。 STLこのST…

ステッピングモータの基本動作原理

ステッピングモータの基本動作原理(1相励磁)ステッピングモータの基本的な動作原理を、下図を使って説明します。前回の「ステッピングモータの構造」で示した2相バイポーラタイプのコイルを1相(1組のコイル)ずつ励磁する例です。この図の前提は、コイル…

ステッピングモーターとは

1.ステッピングモーターとは何か、その原理と構造ステッピングモーターとは、パルスモーターとも呼ばれ、パルス信号に同期して動作するモーターのことです。パルス信号の周波数に比例して回転速度が変化し、周波数を高めるとモーターの回転は速くなり、低…

ブラシ付きDCモータとブラシレスDCモータにはどのような違いがある?それぞれを確認

DCモータは、ブラシ付きDCモータとブラシレスDCモータの2種類に分けられます。ブラシ付きDCモータは整流子とブラシを備えており、ブラシレスDCモータは整流子とブラシがないかわりに電子回路を用いるDCモータです。これらにはどのような違いがあるのでしょう…

モノリシック3相ドライバでコンパクトなブラシレスDCモータ設計が可能に|MPSニュースレター

コンパクトなブラシレスDCモータ設計が可能にブラシ付きDCモータの持つ機械的摩耗という欠点からブラシレスDCモータが台頭してきています。この技術論文ではこれらのモータの違いの説明と、最近リリースされたMP6540/40AというブラシレスDCモータドライバの…

いまさら聞けない 3Dプリンタの後処理

材料押出(熱溶解積層法/FDM)の場合 それでは、一般的な「材料押出(熱溶解積層法/FDM方式)」の3Dプリンタを例に、造形後のアプローチについて見ていきます。 1.造形テーブルから造形物を取り外す まず、造形テーブルから造形物を取り外します。造形物…

なぜPLAは3Dプリンタで広く使われるのか

PLAはあまり一般的にはなじみがない樹脂ですが、なぜ3Dプリンタでは広く使われるのでしょうか。世の中にはたくさんの種類の樹脂がありますが、その中でもPLAがよく用いられる理由は、大きくは以下の3点になるかと思います。 収縮率が小さいPLAは液体から固体…

サーボモータは世界の製造業自動化を支える米

みなさんが普段使用しているスマートフォンやタブレット、パソコン、家電の中身を開けてみると電子部品や半導体チップ、バッテリー、カメラなど数百を超す様々な部品を組立ててできていますね。これらを製造するときに、企業は生産効率を高めながら高い品質…

サーボモーターの特徴(メリット・デメリット)と用途

<サーボモーターのメリット>① 位置制御や速度制御に長けている② ステッピングモーターに比べ、円滑性で勝る③ 高速にしても脱調することはない④ 大きな外力が加わり、少しずれたとしてもエンコーダーが動きを監視しているため修正される⑤ 急激な負荷変動に…

金属3Dプリンターのメリット

従来の金属加工技術と比較して、金属3Dプリンターには大きく3つのメリットがあります。 (1)形状の自由度が高い金属3Dプリンターの一番のメリットは、造形できる金属部品の形状の自由度が高いこと。 成形加工や切削加工、接合加工では難しい、複雑な形状の…