2023-01-01から1年間の記事一覧
まずは外観検査装置についての概要をご紹介します。 一般的に『外観検査』は、業界問わず広く実施されており、目視による検査が主流です。それに対し『外観検査装置』とは目視での検査ではなく、装置を用いて自動で製品の外観を検査できるものです。 スイッ…
コミュニケーションロボットコミュニケーションロボットとは、言語や身体を使い、人間とやり取りをしてコミュニケーションをとることが可能なロボットです。言語を理解する能力や、人の感情を読み取って話しかけたり、近くに移動してきたりする能力を備えて…
超音波モーターの動作原理について説明します。まず初めに、駆動に使用される圧電素子を以下の手順で配置し、調整を行います。 1、細長い四角い棒の底面に、等間隔に圧電素子を貼り付けます。2、圧電素子を1個おきにそれぞれつなぎ、電極を付けます。3、こ…
シャフトモーターの原理は、ステンレス配管に円筒のマグネットを挿入したシャフトと呼ぶ部分とそれを囲んだ円筒状コイルで構成され、コイルに電流を流して磁界を発生させて、コイルがリニア方向に速度も自由自在で駆動可能です。 一体型イージーサーボモータ…
ギヤードモーターは、ギヤとモーターが組み合わせた装置です。ギヤとモーターを組み合わせることで、回転数やトルクを任意に設計できます。 ベルトプーリーなどと比べて摩擦による騒音が小さく、メンテンナンスも簡便です。モーターの回転数とトルクから、ギ…
巻き取り機構のテンションを一定に保つために、巻き取り側だけでなく、巻き出し側にもトルクモーターを使用することにより、細かい調整が可能です。この場合、トルクモーターの特徴であるブレーキ特性が利用できます。ブレーキ特性は、以下の2つがあります。…
ACモーターは120度ずつ位相のずれた3相交流電源を固定子のコイルに与え、コイルに流れる電流により電磁鋼板が電磁石となり、電動機内に磁界を形成します (右ねじの法則により電磁石の極性が決まります) 。 交流電源は時間とともに位相がずれるため、時間に応…
ステッピングモーターを制御するためには、以下のものが必要になります。 電源:ステッピングモーターには、適切な電源が必要です。ステッピングモーターは通常のDCモーターと比べて入力電力が大きい場合があります。モーターサイズに見合った、適切な電源を…
電化製品の登場現代では“あって当然”である洗濯機、掃除機、炊飯器等の家電製品の登場は、衝撃的なものでした。これらがなかった戦前は、家事は全て人の手により行われていたのです。 スイッチ一つで機械が人間の代わりに家事を行う事で、時間や体力面で大き…
ロボットという言葉の誕生ロボットという言葉は、チェコ語で強制労働を意味するロボタ【robota】から作られたといわれています。1929年ごろの観劇の中に人間と見分けがつかない人造人間が登場し、それをロボットと呼んでいました。 集積式クローズドループス…
自動運転機能の普及は、メリットだけではありません。 事故での責任問題デメリットとしては、まず“自動運転車が事故を起こした場合の責任問題”があります。 この責任問題については、レベル1からレベル2まではドライバー責任とされています。 レベル3にお…
垂直多関節ロボットの導入費用は、そのサイズ、機能、性能、および付属するオプションやソフトウェアによって大きく異なります。また、ロボット自体の価格だけでなく、導入費用にはシステムの設計・開発、インストール、プログラミング、トレーニング、メン…
世界中にある多くの神話や、伝説には泥や石、金属で作られたゴーレムという人造人間が登場するなど、その歴史は「ロボット」という言葉が生まれる前、紀元前にまで遡るとも言われています。「人の形をした人間でない何か」をロボットと分類するとこのような…
(1)料金警備ロボットの料金は高額になりがちなので、必ず確認しておきましょう。製品によっては、リース契約の場合もあれば、全額購入の場合もあります。 安くても十万円代での取引になるので、どのくらいまで費用を出せるのか決めてから製品を選びましょ…
ロボットでバリ取りを行うことは大きなメリットがありますが、一方で課題もあります。 ・ロボットは使用にあたりティーチングが必要ロボットを活用するには、動作を教え込むティーチングが必要です。ティーチングは誰でもできるわけではなく、労働安全衛生法…
多関節ロボットは、人手作業と比べると、どのような点で優れているのでしょうか。まず1つ目は、多関節ロボットに限りませんが、同じ動作を繰り返し行う再現性です。また、動作や作業品質にばらつきが少ないことから、結果として品質のムラも少なく量産に適し…
ロボットビジョンを搭載した協調ロボットを導入する際に考慮すべきポイントを2つ紹介します。 搭載されているカメラの性能ロボットビジョンにおいて、カメラ性能は非常に重要です。画素数の高さだけでなく、色の違いや、明暗が変化しても正しく認識できるな…
日本では、2035年に10兆円規模になると予想されているロボット市場ですが、この傾向は国内のみならず世界でも同様です。その中でも注目されているのが産業用ロボットです。日本をはじめ欧州では労働人口減少、中国や東南アジアなどの新興国では人件費の高騰…
産業用ロボットは今後、どのような形で活用されていくのでしょうか。 市場の動向について解説していきます。 市場動向 先述した通り、産業用ロボット市場は今後も長期的に成長を続けていきます。 その中でも従来より需要の高かった自動車や電子デバイスなど…
双腕ロボットは産業用ロボットの1種です。ロボットの胴体があり、そこに文字通り腕(アーム)が二本伸びています。それぞれの腕に役割を持たせ、自動動作を実施します。双腕ロボットの利点は2つのアームを利用してより複雑な作業を実施することが可能な点で…
スカラロボットは、基本的に3軸の回転動作と1軸の上下動作の合計4軸の動作軸によって構成されています。3軸の回転軸は全てアーム先端部を水平移動させるために用いられています。このような構成から、スカラロボットは水平方向の動作に特化したロボットと言…
協働ロボットと産業用ロボットの違いを理解するための最も簡単な視点は、産業用ロボットが人間の作業員の代わりに働くように設計されているのに対して、協働ロボットは人間の作業員と一緒に働くように設計されている、ということです。 防水クローズドループ…
遠隔操作ロボットには2つの種類があります。大きく分けてマスタースレーブ型とコックピット型に分けることが可能です。遠隔操作ロボットで行いたい作業によって、使い分ける必要があるので、どちらのタイプが業務に適しているか確認しましょう。それでは、順…