超音波モーターの原理

超音波モーターの動作原理について説明します。まず初めに、駆動に使用される圧電素子を以下の手順で配置し、調整を行います。

1、細長い四角い棒の底面に、等間隔に圧電素子を貼り付けます。
2、圧電素子を1個おきにそれぞれつなぎ、電極を付けます。
3、この電極に+、および、-の電位を交互に与えます。
すると、圧電素子が上下に震動し、その震動が圧電素子を貼り付けた細棒の上面にまで伝わります。

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更に、圧電素子の大きさ、並べ方、与える電圧値、電圧の周波数、細棒の材質や厚さなどを調整し、最も効率よく震動が伝わる状態にします。

基礎となる圧電素子の準備が整ったところで、細棒の上面に規則正しく並んだ突起を付けます。この状態で圧電素子に電圧を加え、細棒の表面に正弦波を生成します。
すると、正弦波が右に進むにつれて、突起が次々に動いていきますが、その突起の頂点を追いかけると、反時計回りの楕円運動になります。

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この細棒の上に細板を置くと、この細板は波の進行方向と反対方向、つまり、右から左の方向に動きます。これが超音波モーターの動作原理の概要です。

超音波モーターでは、上記における「細棒」をステーター、「細板」をローターと呼びます。

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