多関節ロボットのメリットとデメリット

多関節ロボットは、人手作業と比べると、どのような点で優れているのでしょうか。まず1つ目は、多関節ロボットに限りませんが、同じ動作を繰り返し行う再現性です。また、動作や作業品質にばらつきが少ないことから、結果として品質のムラも少なく量産に適しています。
2つ目はプログラムの書き換えが可能なため、生産品目の切り替えや複数種の動作を同じ設備のまま行なえる柔軟性があります。こういった多関節ロボットによる生産性の向上が、結果的に省人化や省力化につながるため、労働力人口不足の解消にも期待されています。

ステッピングCNCキット

3つ目は、多関節ロボット本体の位置決め精度、繰り返し精度の向上と共に、ロボットビジョン(カメラ)や力覚センサによる補正動作が可能となり、繊細な作業に対応できる点です。これまでは対応が難しかった高度な作業も、最近では代替できてしまいます。たとえば手術ロボットは、遠隔操作によって針の穴に糸を通すようなことまで実現しています。

ブレーキ付きステッピングモータ

多関節ロボットには数多くのメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。一番の問題は初期コストがかかる点です。またロボットを導入すれば、運用のための人材が必要です。メンテナンスやチョコ停や故障などのトラブル対応もしなければなりません。また、多関節ロボットは工程によっては人の作業に比べ、動作速度が遅くなる場合もあります。作業内容、生産能力に合わせたロボットの選定が必要となります。

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