協働ロボットを導入するまでの流れ

現場の課題と導入目的を明確にする
導入に際して、最初に必要なのは現場の課題の発見です。作業分析を行い現場の課題を明確にして、何を解決したいのか、何を実現したいのかといったニーズを発掘します。 課題解決の方法を検討したうえで、協働ロボットの導入がソリューションとなるか判断しましょう。

リニアステッピングモータ

作業領域と要件の検討
課題や導入目的が定まったら、課題解決に向けて、協働ロボットに求められる要件を検討します。同時に、人と協働ロボットの作業領域の切り分けや、協働ロボットを導入した場合の効果を考える必要があります。

プロジェクト・マネジメント
計画段階から運用開始までの流れやスケジュール、担当者などを決定します。導入までの生産計画の見直しも必要です。

ロボット選定・設計
作業内容や使用環境を考慮したうえで、要件を満たす協働ロボットのメーカーや機種を選定します。同時に、ワークに合うエンドエフェクタ、作業に応じたセンサーなどの検討も行いましょう。ロボットの可動範囲、動かし方によって生産ラインの変更が有効と判断すればライン設計を見直します。

ユニポーラステッピングモータ

 

リスクアセスメントと安全性の確保
協働ロボット導入によってどのようなリスクが発生するか解析し、必要に応じて安全策を検討します。協働ロボットに関する安全規格に適合するか確認しながら設計を行いましょう。

ロボット周辺の環境の設計
協働ロボットを導入するラインの前後工程を含め、ロボットが作業しやすい効率的な周辺環境を設計します。 工程の順番や動線の変更、周辺機器の必要性など、周辺環境の設計によってどのような効果があるかを洗い出すことが重要です。

制御・センシング設計
協働ロボットの動作を制御するプログラムの設計や、必要なセンサーがあれば追加設計します。 動作シミュレーションによって、リスクの再確認も行いながら進めていくのがポイントです。

設置・運用開始
協働ロボットの設置、ティーチングが完了したらテストを行い、問題がなければラインを稼働開始します。現場作業者への操作方法などの教育に加えて、トラブル発生時の対応フローの周知も必須です。 ライン稼働後は、実際に運用することで見えてくるリスクを洗い出し、安全策の必要性の有無を決めましょう。

保守運用
定期的な導入効果の測定や、効率の良い運用方法の検討など、PDCAサイクルを回しながら継続的に保守管理を行う必要があります。現場の保守管理担当者のスキルアップを行い、ロボット管理と運用についての人材育成も行いましょう。 システムインテグレーターに依頼している場合は、あらかじめ定めておいた期間や範囲までサポートを受けることも可能です。

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