3Dプリンターデータ作成方法(2)スキャン

3Dスキャナーには3種類がある
立体物の形状をデータ化できる3Dスキャナーは、3種類に分類できます。

1.接触式3Dスキャナー
接触式3Dスキャナーは、センサーやプローブ(探針)で現物に接触して、その接触点の凹凸を測定し座標を取得するものです。そのため、探針が入りこめない形状の測定は行えません。また、測定できるサイズに制限があるため、大きな物のスキャンには不向きです。測定に時間はかかりますが、非接触式では測定できない物を測定できるため、接触式3Dスキャナーも多く使用されています。

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2.非接触式3Dスキャナー
3Dプリンターの普及で注目されているのが、非接触式3Dスキャナーです。光投影法やレーザー光切断方式など、いくつかのスキャニングの方式がありますが、一般的な原理としては、光線を対象物に当て、反射する時間差や反射角度を解析してデータを取得します。

3.X線CTスキャナー
接触式・非接触式は現物の表面しかスキャンできませんが、X線CTスキャナーは内部形状を測定できます。そのため、電極の内部や携帯電話の不良箇所の検査などの非破壊検査などに活用されます。とても便利な装置ですが高価な機器です。

実物をスキャンして、データを作成する
3Dスキャナーでレーザー照射したり、センサーを対象物に当て、3次元の座標データを取得していきます。取得した座標データをPCに取り込み、付属のソフトウェアを使用して3Dデータへ変換します。

完成した3Dデータには、抜けやノイズがあるため、市販のソフトウェアで修正します。複雑なモデリングが必要ないため、3DCADや3DCGの高度な技術は必要ありません。しかし、スキャンの精度は、機器のスペックに左右されるため、スキャナーは慎重に選ぶことが大切です。

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据え置きタイプとハンディタイプを使い分けると効果的
接触式には、据え置きタイプとハンディタイプがあります。据え置きタイプの3Dプリンターで読み取れないデータは、ハンディタイプの3Dプリンターで補完することで、高い精度のデータが作成できます。ハンディタイプは、手振れなどで精度が劣ってしまうため、あくまでも補完的な役割で使用することをおすすめします。

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