近年では、業務の専門性を高める一方で、広範な業務に対応できる多様性が求められるようになりました。
それらに対応できる知識を習得するため、CNC基本コースではCNCの操作とプログラミングだけでなく、CNCの構成やPMCの基礎, 加減速の仕組みやサーボの基礎, 自動化の基礎, 日常点検など、幅広い内容が含まれています。
オペレータやプログラマのほか、生産技術, 開発, 保全など、すべての方にお勧めいたします。
CNC基本コースには、マシニングセンタ系コースと旋盤系コースがありますので、お使いの機械の機種に合わせてコースを選択してください。
このコースを受講いただくと、専門性の高い目的別応用コース受講が容易になります。※このほかに、CNC保守の基礎を習得するための、CNC基本（保守）コースもあります。
CNCの基本的な操作方法を習得できます
CNCの操作と加工プログラムの登録・動作確認には、CNCシミュレータを使用します。
作成したプログラムをグラフィック表示の工具経路描画を使用して確認します。実際の工作機械とは違い、プログラムミスを気にせず実習できます。
CNCシミュレータは取り付け台が透明アクリル製ですので、CNCコントロールユニットや機械とのインタフェース回路などを容易に確認できます。
高い実習効果により、帰社後に即実践で役立ちます。
加工プログラムの基礎が理解できます
加工プログラムは、Gコードと呼ばれるコードで機械の動きを指令します。最も基本的な位置決めと直線補間, 円弧補間から、工具補正や固定サイクル, ワーク座標系, サブプログラムまでを効率よく学ぶことができます。
プログラムの一部で寸法が異なる場合は、カスタムマクロの変数を使うと便利です。加工部品数をカウントする方法など、カスタムマクロの一部を勉強します。
CNCの構成とPMCの基礎を習得できます
CNCには、軸を制御するCNC機能のほかに、機械全体を制御するためのPMC機能（ プログラマブル マシンコントローラー ）が組み込まれています。CNCとPMCの役割分担などがわかりますので、開発・保守の基礎知識を習得できます。
CNCの構成のほか、シーケンスプログラムの基礎や簡単な信号確認手順も習得できますので、万一、不具合が発生したときの初期調査を行うことができます。
サーボシステムの基礎を習得できます
サーボモータや位置検出器の種類、位置制御方法など、サーボシステムの基礎を習得できます。
CNCの補間や加減速処理, インポジションチェックなどを理解することで、高精度加工やサイクルタイム短縮方法を理解することができます(ブラシレスDCモータ)。
重切削を行うとサーボモータの負荷電流が大きくなり、モータの温度が上昇します。これらを診断画面などで確認して、切削条件の良否を判定できるようになります。
専用のパソコン用教材で徹底的に学習できます(本社地区のみ)
CNCシミュレータに加えて自分のペースでご利用いただけるパソコン用教材もあります。（本社地区のみ）
アニメーション付きの説明と練習問題を納得するまで繰り返し学習することで、必ず受講目的を達成できます(3軸CNCステッピングモーター)。
時間内のほか、昼休みや夜間などにもご利用いただけます。
